ホーム > コラム > 対話AIシステム > AIによる人手不足解消の事例を8選で紹介!利用シーンも解説

AIによる人手不足解消の事例を8選で紹介!利用シーンも解説

  • 公開日:
  • 更新日:
人手不足

AIは様々な業界で取り入れられ始めており、人手不足解消に成功した事例も増えてきています。AIはいろんな場所やシーンでの人手不足に活用できます。

この記事では、AIが活用できるシーンを紹介するとともに、AIによって人手不足解消ができた事例を8つ解説します。

人手不足解消にAIを活用するメリット

人手不足を解消するためにはこれまで人を採用しなくてはなりませんでした。しかし、少子高齢化もあり、求める人材を採用できないこともあるでしょう。

そんな時に、AIを利用すれば人を採用することなく人手不足を解消できます。さらに、採用コスト、人件費を減らすことができますし、人材の教育費も抑えることができます。AIも導入費用やAIへの学習費用などは必要になりますが、長期的に見ればコストを減らすことができるでしょう。AI導入の費用は以下で解説しています。

▶『AIの導入費用はどれくらいかかる?活用分野ごとの相場を紹介!』

AIであれば人のように突然の離職や休職などもないので、思わぬ人手不足が発生することがありません。質疑応答や案内など、決まった業務であればAIが人に代わって対応することができるでしょう。

AIで人手不足を解消できるシーン

AIによって人手不足を解消できますが、どんな業務もAIが行えるわけではありません。AIは自身で学習し手成長していきますが、できる業務としては一定の業務のみとなります。では、AIはどのようなシーンで活用できるのでしょうか。

ここでは、人に代わってAIが対応できる業務、利用できるシーンを紹介します。

受付

AIは受付の業務を行うことができます。受付の業務としては来訪者の応対、情報登録、担当者への連絡などが主な業務になりますが、これらをAIが代行できるのです。

受付にモニターを設置することで、顧客の用件を聞き、案内をすることができます。タッチパネルで顧客に自身で内容を選択してくれるものや、音声で会話できるものなどもあります。

AIに企業の情報を学習させることで、あらゆる質問に回答ができるようになります。また、顧客管理システムなどと連携することで、顧客情報を蓄積し、より最適な案内ができるようになります。

『AI受付とは?導入メリットやおすすめシステム8選を紹介』

接客

AIは接客も行うことができます。お客様から要望を聞き、それを提供するのが接客の業務ですが、AIはこういったお客様への応対ができるのです。

さらに、AIのなかには質問や誘導ができるものもあるので、お客様の求めるものを確認し最適なものを提案することができます。ロボットにAIを組み込めば、移動をしながら自分から話しかけて接客するなども可能です。AIを利用することで小売店の販売員や飲食店の接客スタッフなどを減らすことができるでしょう。

サービス業における人手不足解消については以下で詳しく解説しています。

▶『サービス業の人手不足の実態と原因、解決方法とは?』

営業

営業に関してもAIが代行できる業務があります。営業においては、営業リストの作成や営業メールの作成・送信などの業務は定型の業務といえます。こういった業務はAIで代行することが可能なのです。

AIは深層学習によって顧客情報や営業データから、最適な営業リストを作成することができます。メールや電話でのアプローチなどもAIが行うことができるので、営業事務などの人員を減らすことができるでしょう。

また、会話をして要望を聞き出すことなどもAIは行えるので、顧客への営業を代行できるAIもあります。

施設案内

商業施設などの施設の案内業務もAIが代行できます。

広い施設などでの館内の案内や説明などは、モニターを設置したり、AIロボットを設置したりすることでAIが行うことができます。施設の情報を学習させることで、施設に関するあらゆる質問に答えることができるようになります。

AIであれば、複数の外国語にも対応することができるので、外国語を話せる人材を採用する必要がなく、人件費を抑えることができます。

文章作成

AIは文章を作成する能力に優れています。人が書いているような自然な文章を作成することができるので、業務文章の作成・校正・推敲、英訳・和訳、会議議事録の整理、プログラミングなどに活用することができます。

それによって、文章の作成や整理には一定の工数がかかっていましたが、これらの業務はAIに任せ、人はコア業務に注力することができるようになります。間接業務への負担を減らすことで人手不足を解消できるのです。

『接客・受付業務を自動化、省人化するなら『接客オンデマンド』。AI対話からリモートツール、バーチャル空間制作まで、幅広く顧客対応のDX化を促進します。サービス資料を無料ダウンロードはこちら

AIによる人手不足の解消事例8選

近年、AIを取り入れる企業は増えてきており、AIによって人手不足を解消した事例も出てきています。ここでは様々なシーンにおける人手不足解消に成功した事例8つを紹介します。

商業施設のインフォメーションの負荷軽減

商業施設のインフォメーションの負荷軽減
セブン&アイ・ホールディングスでは、商業施設にデジタルサイネージを設置することで、AIのアバターが対応するインフォーメーションを設置。人に代わりお客様の案内を行うことで、スタッフの負担を軽減しています。

AIロボットも設置することで、大きな話題作りを行うことに成功し、集客を増やしています。

また、フランチャイズチェーンの加盟店にAIによる発注支援システムを導入。AIが店舗に応じた発注案を作成することにより、発注作業にかかる時間を約4割減らせ、人手不足の解消に貢献しています。

クリニックの受付業務を代行し負担軽減

クリニックの受付業務を代行し負担軽減
佐賀県鳥栖市の医療法人しばやま整形外科では、受付AIシステムを導入。

治療に関する案内、各治療の流れの説明、院内や周辺施設の案内などをAIが行います。患者は受付において、AIに直接直接話しかけることで、疑問を解決することが可能です。

スタッフの業務負担軽減や業務効率の向上を実現しています。

AIがホテルの受付を代行

AIがホテルの受付を代行
エイチ・アイ・エスが運営する「変なホテル」では、受付や宿泊客対応をAIロボットが行っています。

地方都市ではホテル運営のスタッフが十分に集まらないことがありますが、AIによってこの人手不足を解消しています。また、ホテルの受付では多言語を話せる人材が求められますが、AIによって解消できています。

観光地での案内業務をAIが対応

観光地での案内業務をAIが対応
熊本市では観光ガイドのWebサイトにAIのチャットボットを設置。観光地案内、グルメ案内、緊急情報案内などを行っています。外国語にも対応しており、7言語に対してAIが対応。道先案内や観光案内などの問い合わせ対応の人手不足解消を行っています。

また、熊本県では「くまモンランド化構想」実現を目指してAI搭載の車載器を搭載したレンタカーの実証実験を行っています。

コールセンターの人手不足を解消

コールセンターの人手不足を解消
損害保険ジャパン株式会社は、保険金請求の連絡を受け付けるコールセンターにおいて対話型AIを導入。

最大で1時間あたり3000件の保険金請求の連絡を受け付けられるようにし、コールセンターの混雑、人手不足解消を目指しています。災害時にスタッフが出社できない事態にも備えているとのことです。

ヘルプデスクにAIを活用

ヘルプデスクにAIを活用
大和ハウス工業では、これまで総務担当者および人事部が行っていた社内からの問い合わせ対応にAIを活用。Teamsから利用可能な、AIチャットボット機能を備えたヘルプデスクを設置しました。

特にこれまで問い合わせの多かった給与や勤怠、福利厚生などに関してFAQを作成してAIが回答。有人チャットでの問い合わせ対応と合わせて、約3000人の対応を行っています。

人手不足の解消とともに、従業員から上がる声を蓄積し有効活用しています。

AIによる業務の効率化で工数削減

AIによる業務の効率化で工数削減
KDDIエボルバでは、大規模言語モデル(LLM)を用いた対話型AIを導入。文章校正・推敲、要約、英訳・和訳、データ整理、会議議事録の整理プログラミング・マクロの作成支援などに利用しています。

さらに、AIによって一次対応を自動化し、イレギュラー問合せに対応する有人チャット連携を行うことで、月間入電数は50%以上減少、チャット利用率が62.7%となり、自己解決率を高め、人手不足解消に寄与しています。

AIで人手不足解消するなら接客オンデマンドAI

ここまでAIによる人手不足についてみてきましたが、AIによって人手不足を解消したいのであれば、「接客オンデマンドAI」の導入がおすすめです。

接客オンデマンドAIは、GPT連携によるLLMを採用したAIにより自然な文章での回答ができます。音声認識が可能なので、AIアバターが対話をしながら対応できます。サイネージ
やモニター、Webサイトで利用することで、顧客対応などを自動化でき、受付や接客、営業、文章作成、チャット対応などでの人手不足解消が可能です。

サポート体制が充実しており、導入支援から初期学習、運用、分析、運用データの学習、外部システムとの連携まで行います。社内に詳しい人材がいなくても運用できるサポート体制を築いています。

『接客・受付業務を自動化、省人化するなら『接客オンデマンド』。AI対話からリモートツール、バーチャル空間制作まで、幅広く顧客対応のDX化を促進します。サービス資料を無料ダウンロードはこちら

まとめ

少子高齢化によって、人手不足はあらゆる業種で起こっています。AIをうまく活用することで、こういった人手不足を解消することができます。

また、AIは人手不足解消だけでなく、対応力の向上やコストの削減など、様々なメリットがあります。ぜひAIを活用していきましょう。

接客オンデマンドAIでは、ヒアリングからの商品案内、施設や場所のご案内、社員・スタッフ向けのトレーニング研修など、広く活用できるAIを提供しています。人手不足解消にお困りでしたらぜひご検討ください。